人生を変えるチャンス!

いままでしていた仕事がパートなどで、正社員ではありませんでした。今回入った会社で、「やっと正社員になれる!」と思いました。待遇も良かったので、まともな働き方ができ、人生を変えるチャンスだなって。
私の持っていたスキルは業界の狭いところでしか活かせなかったのですが、そのスキルを買ってくださったので、期待してくれているのだと感じました。私はこの会社で活躍できるんだと、張り切りました。
セクハラが蔓延する会社

入社初日から、上司からのセクハラを受けました。それから毎日毎日、粘着質に……。その後、うつ状態になったのですが、そうなる前に会社の別の上司や同僚に報告したのに、誰も助けてくれませんでした。私のほかに女性はいましたが、その人たちも助けてくれませんでした。
上司から解雇のことを言われたときには、セクハラの件もあったので、録音をしていました。そして、労基に行こうと思いました。解雇された私よりも家族のほうが怒っていましたね。
労基ではダメ!ユニオンに相談

労基関係の部署に相談をしたら、「紛争状態にもってこないとできません」と言われました。結局、弁護士に頼むか、自分でやるか、という話でした。それで、別の方法をインターネットで検索したら「みんなのユニオン」が最初に出てきたんです。専門家が話を聞いてくれるということで、不安はありませんでした。
解決して、やっとすっきりしました。ユニオンが入る前は、会社側の返答がツッコミどころが満載過ぎでしたね。話が通じない人を相手にしていた感じでした。それが、ユニオンが入ったことにより、会社とちゃんと会話をできました。
動物が好きだからその道へ!

最近になってから、自分がどういう風に働きたかったのかを見直すようになりました。よくよく考えたら、私は周りから呆れられるくらい動物が好きなんです。訓練士やトリマーになりたかったので、動物関係の仕事を目指そうと思っています。
団体交渉担当スタッフの声
相談者は、セクハラによりメンタルに支障をきたし会社に出勤できなくなってしまい、それを理由に一方的に解雇されました。
会社側はセクハラの事実を認めませんでした。ただ、粘り強く当ユニオンが交渉をした結果、セクハラは認めなかったものの解決金という形で解決することができました。
セクハラを訴えるのは勇気のいることです。全てにおいて満足できる結果ではないものの、相談者が次のステップに踏み出すきっかけを作るお手伝いができたのであれば幸いです。これからも解雇や雇い止めに苦しむ方のご相談にのり、尽力できればと思っています。