前職で受けた悔しい気持ちを胸に

その会社に入った理由は、悔しい気持ちからです。前の会社で突然解雇されて、悔しくて早く次を見つけてやろうと思って入社しました。綺麗な会社でしたし、早く就職できて良かったです。
長く勤められるかや、同じ職場の人たちと仲良くできるかが心配でした。仕事内容も不安を感じていました。前の会社の仕事内容とは違っていたので。
一方的な雇い止め!頭は真っ白

ある日、いきなり「更新なし」と上司に言われたんです。いままで更新手続きとかもなかったのに、更新する契約だったような書類を配られて。頭が真っ白になりました。何言ってるのこの人たちは、って。
更新なしの理由は、年齢でした。しかし、私よりも歳が上の人だって、前までは働いていました。更新なしを言い渡されたときに、私よりも歳上の人が働いてもいましたし。まだ頑張って仕事しようと思っていたのに……。
不当な行為は悔しい!ユニオンに依頼

「みんなのユニオン」は、知り合いから教えてもらいました。私も「みんなのユニオン」のサイトを見てみて……依頼すれば、どうにかなるかもしれないと思ったんです。
最初は、会費無料とか会わなくても大丈夫ということが、不安でした。それでも、結果として気持ちがすっきりしましたね。こういうことをしてはいけないと、会社に知ってもらいたいです。
自分のペースで働きたい

次の職場は、無理をせず自分のペースで働ける場所がいいと思っています。いまのところどのような職種がいいとかは考えていませんが、シフト制とか色々な働き方があるから、上手く組み合わせて仕事ができたらいいなと思っています。
団体交渉担当スタッフの声
こちらは、今までなかった労働条件が不当に追加され、そのことを理由として雇い止めとなったケースでした。労働条件の変更は一方的にはできず、原則として両者の合意が必要です。ただ、中小企業ではもともと契約書を発行していないところも多く、後から口約束とは違う内容の書面が一方的に送られてくることも多いです。
書面が送られてきた際は内容を確認し、間違った内容でないかどうかをしっかりと確かめましょう。
なお、口約束だけでも雇用契約はしっかりと成立しています。ただ後々「言った・言わない」の紛争になってしまうこともあるため、証拠を残しておくという意味でも、可能であれば契約書をしっかりともらっておくとこのようなトラブル時でも有利に交渉などを進めていけると思います。