心機一転して頑張っていこう!

別の会社に在職中に、今回の会社に採用が決まりました。業種自体は同じでしたが仕事の内容は違ったので、心機一転して新しいスキルを見つけながら頑張っていこうと思っていました。
前向きな気持ちを抱いていましたが、人間関係では、自分とは合わなそうだな、と思う人が面接のときからいたんです。それは、入社してからも同じで、理不尽に怒鳴られたり嫌味を言われたりしていました。気にしないよう我慢していたら、エスカレートしていったんです。
自分には基本的人権がないのかな?

パワハラを受けた上にろくな話し合いの機会を設けてもらえないままで、一方的に非難されて即日解雇をされたんです。こんなにあっさりパワハラや解雇をされたので、自分には基本的人権がないのかな?と思いましたね。
でも、最初のころにある程度、人間関係の懸念がありましたからね。やはり理不尽な職場だったんだな、と思いました。
またお願いができるという安心ができた

最初は弁護士に相談していたんです。でも、その弁護士がコスト面で前向きじゃなくて……。それでインターネットで検索して、不当解雇の交渉とかをしてくれる「みんなのユニオン」の存在を知ったんです。
弁護士でダメだったから、どこに頼んでも泣き寝入りになってしまうのではと不安はありました。それに、次転職して同じことが起きたらどうしようとも思っていたので……今回交渉が上手くいき、次何かあってもまたお願いできるなと安心できました。
不安がない職場で働きたい!

パワハラや不当解雇で不安にならない、良い職場環境で働きたいです。また同じようなことになったら、そのときも泣き寝入りするようなことをしないで、ちゃんと戦う意志を持とうと思います。
団体交渉担当スタッフの声
今回は、解雇されてしまってから時間が経ってからご相談いただいたケースでした。通常解雇されてから時間が経っていると、「働かせてくれ!」と要求しても認められない場合が多いです。
ただ、この組合員さんは「解雇はおかしいので働かせてください」という意思表示を継続的に伝え続けてくれていました。そのため、法的にも裏付けある形でしっかりと団体交渉をすることができました。
今回は会社側がかなり強硬に反対してきました。そのため解決まで平均よりも時間がかかってしまいましたが、結論としてはこちらの主張がほぼ全て通った解決となりました。
書面という明確な証拠があることもありましたが、粘り強く交渉を続ける大切さを改めて感じる団体交渉となりました。