履歴書の退職理由は正直に書くべき?好印象を与える退職理由の書き方

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2020年10月1日以降の自己都合退職者は、失業手当の給付制限期間が短縮される変更があります。

履歴書は、採用担当者が一番最初に目にする書類です。

そして、最も気になる項目のひとつが「退職理由」です。

そのため、履歴書を作成する際、「退職理由には何を書けばいいのだろう」「正直にすべてを記載してもよいのだろうか?」と悩んでしまいますよね。

人それぞれ辞める理由は異なりますが、ネガティブな理由を記載するならマイナスイメージを残してしまうでしょう。

この記事では、履歴書に退職理由を記入する正しい方法や注意点などについてご紹介します。

履歴書に書くべき退職理由とは?

履歴書の本来の目的は、自分の経験やスキルをアピールすることです。

したがって、退職理由の詳細を記載しなくても問題ありません。

しかし、ケースによっては、退職理由をしっかり記載したほうがよい場合もあります。

では、履歴書に書くべき退職理由を3つのケースをみてみましょう。

自己都合による退職の場合

自分の都合で会社を辞めた場合は、「一身上の都合により退職」と包括的な理由を記載します。

なぜなら、正直に退職理由を書くとネガティブな印象を与えてしまう可能性があるからです。

例えば、自分の都合で会社を辞めた理由には、次のようなものが挙げられます。

  • 人間関係がうまくいかなかった。
  • 給料が低かった。
  • 仕事がつまらない。
  • 福利厚生が充実していなかった。
  • 評価されなかった。
  • 転職が決まった。
  • 遠方に引っ越すことになった。

これらの理由は、自分から退職の意を示せば「一身上の都合」に該当します。

ネガティブな印象を与える理由もありますので、詳細は記載せずに「一身上の都合」の定型文を記載しましょう。

会社都合による退職の場合

自分の希望ではなく、会社の都合で退職した場合は、「会社都合により退職」と記載します。

会社都合による退職とは、会社側からの申し出があり退職した場合です。

次の4つの項目の中で、ひとつでも該当するものがあれば、会社都合による退職となります。

  • 会社が倒産した。
  • 会社に解雇(懲戒解雇を除く)された。
  • 会社に退職勧告された。
  • 会社で大量離職が起きた。

また、次のケースは、ハローワークに相談することで、会社都合の退職として認めることがあります。

  • 離職直前の残業が多かった。
  • 給料が減額した。
  • 給料が支払われなかった、もしくは遅延した。
  • 仕事の内容が契約の内容と大きく変わった。
  • パワハラやセクハラがあった。
  • 会社が業務法令に違反していた。

派遣や契約期間満了の場合

派遣社員や契約社員、期間社員、臨時社員など、あらかじめ契約期間が定められていた場合は、退職年月日とともに「契約期間満了につき退職」と記載します。

契約期間の延長の話があり、それを断っていたとしても、契約期間満了日まで働いていた場合は、「契約期間満了につき退職」と記載しても問題ありません。

一方、契約期間満了日前に退職した場合は、自己都合退職になりますので「一身上の都合により」と記載しましょう。

履歴書に書いた方がよい退職理由とは?

履歴書に記載する退職理由は、あくまでも自分をアピールすることです。

先述したケースに該当するなら退職理由を記載すべきですが、それ以外の理由の場合は、採用担当者の不安を解消させるために退職理由を記載したほうがよいケースもあります。

退職理由を書いたほうがよい3つのケースをみてみましょう。

転職回数が多い場合

短い期間に何度も転職を繰り返している場合、「人間性に問題があるのでは?」「採用してもすぐに辞めてしまうかもしれない」などのネガティブな印象を採用担当者に与えてしまう可能性があります。

やむを得ない退職理由が本当にあったとしても、「一身上の都合」という定型文だけでは不安だけを残します。

そのため、すべての会社の退職理由を記載する必要はありませんが、直近で勤めていた会社の納得できる退職理由を記載しましょう。

離職期間が長い場合

前の会社を退職してから数ヶ月~数年の離職期間があると、「この期間に何をしていたのだろうか?」「採用しても社会人として使える人材だろうか?」などの疑問を採用担当者に与えます。

例えば、出産や育児、親の介護、家族の看病、体調不良などの正当性がある理由であれば、採用の際に不利になることはないでしょう。

「病気治療のために退職(〇月〇日現在、病気は完治したため勤務に支障はありません)」などと記載できるかもしれません。

資格取得・フリーランスで活動していた場合

資格取得に向けて勉強に集中していた場合やフリーランスとして活動をしていた場合は、その旨を記載することでプラスの印象を与えられます。

「資格取得のため退職(〇月に○○の資格を取得」、「〇月まで、○○としてフリーランスで活動」などと記載できるでしょう。

万が一、取得しようと思っていた資格を取得できなかったとしても、資格取得のために学んだ知識を記載し、それをどのように仕事に活かせるかをアピールすることもひとつの方法となります。

ポジティブな印象を与える場合

ポジティブな印象を与える理由であれば、退職理由を記載をしたほうがよいでしょう。

具体的には、キャリアアップやスキル取得のために留学した、資格を活かしたいための退職ヘッドハンティングされたなどの理由であれば、退職理由を記載することで好印象な履歴書になります。

退職理由を書くときの3つのポイント

退職理由は、書き方次第でポジティブな印象を与えることもできれば、マイナスに捉えることもあります。

では、好印象を残す履歴書を作成するために、どのように退職理由を記載することができるでしょうか?

3つのポイントをご紹介しましょう。

ポジティブな印象を与える表現を使う

ネガティブな退職理由を記載するならマイナス印象を与え、結果として採用が不利になります。

そこでポジティブな印象を与える表現へと変換してみましょう。

例えば、「人間関係が上手くいかなかった」とネガティブな理由を記載すれば、「うちの会社でも人間関係でトラブルを起こすのでは?」「組織の一員として協力することができないのでは?」などのマイナス評価につながります。

一方、「一身上の都合により退職」と記載すれば、マイナスなイメージを払拭することが可能ですが、ポジティブな印象を与えることはできません。

でも、ポジティブな印象を与える表現に変換すれば、プラスイメージを残せます。

例えば、「○○の仕事に興味を持ち、転職を決意しました。」「キャリアアップを目指し、挑戦したいと考え、転職を決意しました。」などの表現はプラスイメージとなるでしょう。

退職理由と志望動機をリンクさせる

退職理由を記載する際、志望動機とリンクさせることで、退職が前向きなものであることをアピールできるポイントになります。

まず志望する会社でどのようなことをしたいのか、何を目指しているのか、など具体的な志望動機をはっきりさせてください。

退職理由と志望動機がリンクし、履歴書全体に一貫性が保たれていれば、完璧な履歴書が仕上がることでしょう。

自信がないときは第三者に添削してもうらう

自分で作成した履歴書の内容にどうしても自信がない場合は、会社勤めをしている家族や友人などの第三者に履歴書を添削してもらうこともひとつ方法です。

履歴書を添削してもらうことで、読む人のことを考えた履歴書になります。

また、自分では気づきにくいミスに気づいたり、客観性のある内容になるはずです。

そして何よりも、添削を経て完成した履歴書であれば、自信を持って提出することができ、面接も自信をもって臨めるでしょう。

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